大判カメラ写真教室 第3回


人間の目とアオリ


人間の目というのは実にうまく出来ているんです。
これほど進歩したカメラのレンズでもはるかに及ばない機能を持っています。
今回は、高層ビルを下から見上げた場合を例に、解説いたします。

カメラで撮影すると建物は先細りに写ります。


先細りビルの絵
実は…
カメラを上に向けて撮影すると
建物は先細りに写ります。
それは、建物の上の部分と下の
部分で、カメラからの距離に差
があるからです。
人間の目には建物はまっすぐに感じられます。


真直ぐのビルの絵
なぜ…
人間の目の水晶体をレンズ、網
膜をフィルムに置き換えて見て
ください。
建物がまっすぐに感じられるの
は脳が、「建物がまっすぐだ」
うという概念から補正して、一
種の錯覚を引き起しているから
なのです。
「アオリ」を使います

建物を目で見える通りの自然な形に写したい場合、「アオリ」を使って撮影します。「ライズ」アオリを使用すると、先細りの建物をまっすぐ垂直に写すことができます。
アオリには「ライズ」の他に「チルト」「フォール」「シフト」「スイング」があります。
ライズ
続く
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